独断と偏見で楽しく教育を語る

仕事大好きな現役の小学校教員が、学校やお家で活かせる指導法などを語るブログです。同じ仕事をしている方はもちろん、教員を目指している方、小学生のお子さんがいらっしゃる方(保護者さん)、いろいろな方の参考になればいいなと思います。

教員になる前にやっておいて損はないこと5選+α【学生時代編】

f:id:RICO_Ysan:20201114002254j:plain

こんにちは、です。

今回は学生さん向けに、教員になる前にやっておいて損はないことを書いていきます。

自分がやっていたことの中で、実際に働き出してから(やっておいて良かった~。)と感じたことだけを書き出していきます。また、なぜそれが必要だったかということも合わせて書いていきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

教員にならないよという方には、教員になりたい若者はこんなこと考えているんですよということを知っていただけると嬉しいです。教員の不祥事がよく取り上げられるけれど、ちゃんと熱い思いをもって仕事してるんですよ。 

 

それでは紹介していきます。

 

 

(1)教育現場体験

・小学校の場合、免許取得に必要な教育実習は1ヶ月だったと記憶していますが、そんなもので足りるわけがありません。現場に赴く機会があれば、必ず参加するようにしましょう。

【理由】

実際に児童と関わることから学べます。また、現役の教員の方から話を聞いたり、授業を見学したりすることで、本や講義とは違う学びがあります。

 

・可能であれば、実習として1ヶ月間集中して通うだけでなく、週1回のペースで1年間など、長期で通って児童を見る機会を作りましょう。(自治体にもよりますが、インターンシップ制度やボランティアの募集などがあるかと思います。)

【理由】

短期間詰めて通うことで学ぶことも多いですが、年間を通して児童の成長や先生の動きを見ることも大切です。1年間通うことで、1ヶ月の短期では見ることができない児童の成長を感じることができるはずです。

 

・授業をする機会をたくさんいただきましょう。また、教育実習で1ヶ月通うのであれば、1単元丸々担当させていただいた方が良いです。

【理由】

授業中の話し方、板書の仕方、児童の意見のつなぎ方、その他もろもろ、やってみないとわからないことがたくさんあります。出来る限り経験しておいて損はありません。また、1回の授業に集中して取り組んでいいのであればいくらでも時間をかけられますが、働き出したらそんなことできません。なので、1単元丸々いただいて、『毎日授業をする』という経験をしておいた方がいいです。

 

参考までに私の場合

  • 1ヶ月の実習 小学校3回 支援学校1回
  • 2週間の実習 小学校2回
  • 1年間のインターンシップ 2回
  • その他単発でちょこちょこ…

程度には通っていたと思います。そのたびに授業をさせてほしいとお願いしていました。どの経験も今につながっていると思います。

 

(2)指導案作成

「指導案って意味ある?」という学生さんにたまに出会います。教員になってもこれを言う人がいるんですが…。意味あります。実際に授業をするかどうかは置いておいて、書けるだけ書いた方が良いです。学生のうちに全ての教科の指導案を書く経験をしておくとさらに良いですね。

【理由】

「意味ある?」という人は、おそらくですが『指導案を書くこと』が目的になっていると思います。確かにそれでは意味が無いです。私が必要だと思っているのは、『授業の構想を練ること』と『授業を組み立てること』です。それを形にしたものが指導案であるだけです。

指導案を1つ仕上げるためには、クラスの人数、クラスの様子、単元の内容、指導計画、本時の計画…など、授業をする上で大切なことを全て考える必要があります。これを学生の間から繰り返して練習しておくと、『授業の構想を練る』『授業を組み立てる』訓練になるわけです。教員になったら、否応なしに毎日4~6時間の授業をすることになります。準備が追い付かないこともあります。そのときに、この経験は必ず役に立ちます。

 

(3)字を丁寧に書く練習

字の練習は必ずしておきましょう。小学生用の練習ノートが結構役に立ちます。ひらがなの練習は特にしておいた方が良いです。短期で習字教室などに通うのもアリだと思います。

【理由】

クラスの人にもいつも言うのですが、『字が上手で損をすることはない』です。

児童の宿題やノートで字を直すことは、担任として避けられません。担任が普段字を丁寧に書いていないと、その直しに説得力がありません。そもそも、字を直してあげることが出来ません。特に低学年の字はしっかり直してあげる必要があります。そのために、ひらがなは練習しておいた方が良いのです。

また、自分のクラスの人たちだけではなく、保護者の皆さまからの信頼にも関わってきます。連絡帳でのやりとりは基本的に文字ですし、私の場合、学級通信を手書きしているので、保護者の皆さまに字を見られる機会が多くあります。そういうときも、字が丁寧なだけで良い印象を与えることができるので、本当に『損することはない』と思います。

 

(4)黒板に字を書く練習

大学の空き教室などで、縦書きと横書きを練習しておきましょう。字の大きさを揃えたり、曲がらずに書いたりすることは意外と難しいです。また、現役教員でもチョークの持ち方が鉛筆やペンと同じという人がいますが、これは書きにくいです。包丁持ちで書きましょう。これも練習しておくに越したことはありません。

【理由】

言わずもがなですが…。教員になってクラスの人たちと向き合った瞬間から、黒板を使うことになります。(4)とも関係してきますが、字が上手な先生はそれだけで「先生すごい!」につながりますので、黒板にも上手に書けたほうが良いです。先生の板書が丁寧かどうかで、児童のノートの字も変わってきます。お手本にしている字が乱れていれば、ノートの字が乱れるのも当然ですよね。

また、大抵の学校は4月に参観があると思うので、そのときに保護者の皆さまが板書を目にします。「字が上手な先生じゃなかったら一言言わせていただこうと思っていました。」と言われたこともありますし、実際に一言言われている先生も見たことがあります。慣れていないから、は通用しません。

 

参考までに私の場合

友人と『誰が1番板書上手くなるか選手権』を開催していました。

(やり方)

  • 板書する内容を決める(縦書き・横書き)
  • 1人ずつ書いて写真を撮っておく
  • 1ヶ月間、各自練習する
  • 1ヶ月後にもう一度1人ずつ書く
  • 写真と見比べて、1番上手くなっていた人が優勝

これを何回かやって、友人とともに楽しみながら板書の腕を上げていました。

ちなみに、板書内容を決めず、各自でまとめ方も考える『誰の板書が1番見やすいか選手権』パターンもありました。どちらも楽しいのでおすすめです。

 

(5)丸つけのスピードアップ

 これは絶対にやっておきましょう。丸つけなんて簡単♪と思っていると痛い目を見ます。小学生用のプリント(今はインターネットでフリーのものがたくさんあります。)を解いて、丸つけをする練習をすると良いです。丸つけが遅い先生は、大抵1問ずつ解答を見て〇をしています。そうではなく、何問かまとめて答えを覚えてしまい、一気に〇をする方が速いです。学生のうちに身に着けておくと良いと思います。

【理由】

クラスの人数が30人だったとします。宿題を3種類出した場合、30人×3種類で90枚(冊)のプリントやノートを見ることになります。もちろん、クラスの人たちで答え合わせをさせたり、チェックの判子を押すタイプの宿題だったり、90枚(冊)全てに丸つけが必要ではないかもしれません。しかし、宿題で出した以上90枚(冊)に目を通す必要があります。宿題で出す系統のものは、その日のうちに返さないといけない場合が多いです。担任に丸つけをする時間は用意されていないので、隙を見て丸をつけていくしかありません。

また、授業で取り組んだプリント、ノート、テストなども30枚(冊)ずつ溜まっていきます。これらも次の授業までに捌いておかなければいけません。(テストもできるだけ早く返した方が良いです。)

新任の先生を何人も見てきましたが、この丸つけを溜めてしまってしんどくなるパターンが多いです。私も学生時代に練習してスピードを上げていたにも関わらず、テストの丸つけを7種類も溜めてしまい、先輩方に応援されながら捌いた思い出があります。

毎日の作業なので、練習しておくに越したことはないです。

 

参考までに私の場合

友人と『素早く正確に!丸つけ選手権』を開催していました。

(やり方)

  • 人数分プリントを印刷する(問題数だけ揃えて、種類は変える)
  • 印刷したプリントを各自解く(1問以上あえて間違えておく)
  • プリントを交換する
  • タイムを計りながら丸つけをする
  • 丸つけが正しいか確かめる(ミスは+3秒)
  • 1番タイムが速かった人が優勝

これを何回かやって、友人とともに楽しみながら丸つけの腕を上げていました。

ちなみに、字の直しを練習する『整った字に直せるか選手権』パターンもありました。どちらも楽しいのでおすすめです。

 

(6)その他小技

 ここからは、同僚や先輩方に「ストイックすぎる。」と言われたものたちなので、積極的におすすめするわけではありません(おい)。ただ、私はやっておいて良かったな~と思っています。参考までに。

①お箸の持ち方をマスター

 両親が厳しかったので、もともとお箸の持ち方が悪かったわけではないのですが、改めて確認しました。これも友人と一緒に、豆掴みなどで楽しみながら練習していました。

②声を鍛える

 ここぞというときに使う声というものがあります(怒鳴るとかじゃないですよ)。真剣な話だよ、この点に関しては絶対に引かないよ、という時に使うちょっと低めの声などです。また、広い場所で指示を出すこともあるので、よくとおる声も必要です。

これらを習得するために、2年間ほどボイトレに通いました。クラスの人に歌を教える機会も多くあるので、ついでに歌も上手くなって良かったです。

教員にとって声は商売道具なので、鍛えておいて損はないです。新任の先生はよく声を枯らしています…。

③人をよく見る

教員になることを決めていたので、せめてバイトは別の業種を…と思い、接客業をしていました(塾と家庭教師もしてましたが)。お菓子やパンの販売だったので、(この人は仕事帰りのお父さんっぽいから、家族へのお土産にどうですか?とおすすめしてみよう。)とか、(今から買い物に行きそうな方だから、明日の朝ごはんにどうですか?とおすすめしてみよう。)とか、人を見てどう話しかけるかを考える練習をしていました。

担任になると、クラスの人を見て、今どんな気持ちなんだろう、今日はどう話しかけようか、と考えることが多いので、4年間バイト中に人を見続けたことが結構役に立っています。

 

④話し方の練習

話すのが上手な人をたくさん見るようにしていました。講演会などに参加したり、テレビの出演者の話し方に注目したりすると勉強になります。

テレビでよく見ていたのは漫才師です。しゃべりで勝負をしている方々なので、言葉の選び方や会話の間がとても参考になります。(友人と一緒に吉本新喜劇をコピーしたこともあります。話し方だけではなく、リアクションの取り方なども勉強になりました。)

その他、弁護士さんなどもよく見ていました。説得力のある話し方をされるので、そういう点を学びたい人にはおすすめです。

 

 (7)まとめ

今回は、教員になる前にやっておいて損はないこと5選+αを紹介しました。

学生時代から鍛えておけば、いざ教員になったときに役に立つことがたくさんあります。ぜひ参考にしてください。

この記事は【学生時代編】なので、【配属が決まった人編】【4月1日から始業式まで編】もそのうち書きたいと思っています。興味があればまた読んでいただければと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考になった、ここをもう少し詳しく!、○○について語ってほしい、などなど、コメントいただけると励みになります( ´ ▽ ` )

頑張って更新しますので、よろしくお願いいたします(´ω`)

参加しています。クリックしていただけると嬉しいです(´ω`)

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村