独断と偏見で楽しく教育を語る

仕事大好きな現役の小学校教員が、学校やお家で活かせる指導法などを語るブログです。同じ仕事をしている方はもちろん、教員を目指している方、小学生のお子さんがいらっしゃる方(保護者さん)、いろいろな方の参考になればいいなと思います。

【作文指導⑤】『実はね…。』で作文が劇的変化!!【全学年】

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 こんにちは、です。

先日から中・高学年の作文指導について紹介しています。

【作文指導①】~【作文指導④】はこちら。

rico-ysan.hatenablog.com

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上の過去記事からの抜粋ですが、何度でも言います。

作文『取り組んでいる』先生は多いけど、作文『指導をしている』先生はあまりいない。」

 「今日は日曜日に行われた体育大会の作文を書きます。」という指示だけで作文を書かせる先生の多いこと多いこと。

 作文も、字も、図工関係も(←全部Yさんが好きなヤツ)、指導しなければ上手くならないのは当然です。

 

というわけで…

今回は『気持ちの書き方』についてです。

作文の中に自分の『思ったこと』が書かれていることはとても大切です

 

では、指導方法を紹介していきます。

 

 

(1)作文に書くべきこと

 そもそも作文に書くべきこととは何なのでしょう。私は、大きく分けると2つだと思っています。『あったこと』『思ったこと』です。実際に、1年生の1番初めの指導ではそう教えています。もちろん、学年が上がるにつれて『理由』『考え』なども書くようになりますが、基本はこの2つが主だと思います。

 

(2)『思ったこと』を大切に

『あったこと』と『思ったこと』のどちらが書きやすいかというと、おそらく『あったこと』です。高学年になると『事実』とも言います。この『あったこと』だけを並べた作文は、はっきり言ってつまらないのです。

 

例1:日曜日、体育大会がありました。私は、100メートル走と騎馬戦と組体操に出ました。100メートル走は2位でした。騎馬戦は紅組が勝ちました。組体操は成功しました。

 

といった感じです。淡々と事実だけを並べているので、書き手の思いがまったく伝わりません。ここに『思ったこと』を付け加えるとこうなります。

 

例2:日曜日、体育大会がありました。私は、100メートル走と騎馬戦と組体操に出ました。100メートル走は2位でした。悔しかったです。騎馬戦は紅組が勝ちました。嬉しかったです。組体操は成功しました。嬉しかったです。

 

『思ったこと』が入ったことで、例1よりは少し良くなりました。でもまだまだうーん…という感じですね。ここまではほとんどの人ができるのですが、この先が難しくなっていくのです。

 

(3)小学生が書きがちな『思ったこと』

1位「楽しかったです。」

2位「嬉しかったです。」

3位「またやりたいです。」

この3文の多いこと多いこと。確かに楽しかったんだろうし、嬉しかったんだろうし、またやりたいんだと思うけど、もう少しオリジナリティを出してくれ~…ということで、指導に入るわけです。

 

(4)『実はね…。』を教えてほしいな

楽しかったのも嬉しかったのもまたやりたいのもわかってる!よーくわかってる。だから、『実はね…』を教えてほしいのよ。と言ってみてください。結構な人数が『思ったこと』のバリエーションを増やしてきます。

 

例3:100メートル走は2位でした。今年は最後の体育大会だから絶対1位になりたいと思っていたので、悔しかったです。

例4:騎馬戦は勝ちました。クラスのみんなで考えた作戦が成功したので、嬉しかったです。

 

と、こんな感じになります。太青字のところが『実はね…』の部分です。劇的に変化しますよね。

 

この『実はね…』はいわゆる『理由』にあたる部分です。なので、Yさんも初めは「悔しかったのは何で?嬉しかったのは何で?理由を書いてほしいな。」と言っていたのですが、 それだとあまり反応がよくなかったのです。そこで、「実は…こんなこと考えてたんだよね。とか、実は…こんなことがあったんだよね。とか、そういうのを教えてほしいのよ。」と言い方を変えてみたところ、クラスの人たちの作文がぐっと良くなったのです。

どうやら、『実はね…。』という言葉は教えたい意欲をくすぐるようです。

 

(5)まとめ

今回は『実はね…。』の重要性について紹介しました。

作文が苦手な人ほど『楽しかったです。』等を使いがちです。なので、最終的には『楽しかったです。』を否定しません。ただ、『楽しかったです。』以外の言葉に挑戦していたら、それが多少ずれていたとしても、新しく言葉を使おうとしたことをまず褒めてあげてください。何回もやっているうちに慣れてコツを掴んでいくはずです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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