独断と偏見で楽しく教育を語る

仕事大好きな現役の小学校教員が、学校やお家で活かせる指導法などを語るブログです。同じ仕事をしている方はもちろん、教員を目指している方、小学生のお子さんがいらっしゃる方(保護者さん)、いろいろな方の参考になればいいなと思います。

【作文指導④】『比喩』を使いこなしてクオリティアップ!!【中・高学年】

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こんにちは、です。

先日から中・高学年の作文指導について紹介しています。

【作文指導①】【作文指導②】【作文指導③】はこちら。

rico-ysan.hatenablog.com

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上の過去記事からの抜粋ですが、もう一度言います。

作文『取り組んでいる』先生は多いけど、作文『指導をしている』先生はあまりいない。」

 「今日は日曜日に行われた体育大会の作文を書きます。」という指示だけで作文を書かせる先生の多いこと多いこと。

 作文も、字も、図工関係も(←全部Yさんが好きなヤツ)、指導しなければ上手くならないのは当然です。

 

というわけで…

今回は『比喩』についてです。

作文の中に『比喩』が使われているだけで、少しレベルアップしたように感じます。

 

例えばですが…

「Y先生が怒ったので怖かった。」

よりも

「Y先生が鬼のように怒ったので怖かった。」

の方が何か良い感じがしますよね。

作文の上手い人は、このように比喩を入れ込むことで、怒っているY先生の様子をより詳しく書くことができるのです。

 

では、指導方法を紹介していきます。

 

 

(1)『比喩』とは

ものすごく簡単に言うと、例えのことです。比喩の中でもよく使われるのはの3つです

 

『直喩法』→「~のようだ。」「~みたいだ。」などを使って何かに例える技法。

 例:Y先生はまるで鬼のようだ。

 

『隠喩法』→「~のようだ。」「~みたいだ。」などを使わずに何かに例える技法。

 例:Y先生は鬼だ。

 

『擬人法』→人間以外のものを人間に例える技法。

 例:空が泣いている。

 

 『比喩』を使うことで、読者にイメージを伝えやすくなったり、文章が単調になることを防いだりする効果があります。

小学生に『擬人法』はなかなか難しいのですが(詩だと使いやすいんですけどね…)、『直喩法』と『隠喩法』はかなり使えます。

 

(2)『比喩』の指導法

1.比喩について知る

(1)の内容をざっと指導します。小難しい話はいりません。3つの技法の名前を覚えさせる必要もありません。「簡単に言うと、何かに例える文章のことよ。」と言ってあげると、なんとなく理解してくれます。

 

2.比喩を使う練習をする

【直喩法・隠喩法】

「先生はまるで(     )のようだ。」を使って練習すると盛り上がります。

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このようなプリントを作っておくと、『直喩法』→『隠喩法』へ置き換えることも簡単にできます。結構な割合で( おに )と書かれますが耐えましょう。

ちなみにYさんが書かれた『比喩』ランキングは………(どうでもいい)

1位( ねこ ) ねこ顔なもので。

2位( おに ) 誰が鬼やねん。

3位( 子ども ) 童顔をいじるな。

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【擬人法】

「空が(         )。」を使って練習するとわかりやすいです。

晴れ・雨・雷などの写真を用意し、(      )に当てはめていくわけです。

詩だと指導しやすいと上に書きました(Yさんの感覚ですが)。またその件に関しては別記事でいつか書きます。作文中で擬人法を使うのはなかなか難しいのですが、天気に関することは書きやすいので、クラスの人におすすめするようにしています。

 

3.作文で使いたい『比喩』をメモしておく

前回までの会話文・オノマトペ同様、必ず1つはメモしておきます。そうしておかないと、入れ所がわからずに終わってしまう人がいるからです。

『比喩』は、会話文やオノマトペより、文章に入れ込む難易度が少し上がります。なぜかというと、『別のものに例える』という能力が必要だからです。想像力が乏しい人や語彙の少ない人にとっては難しい作業になります。なので、『比喩』に関してもメモの段階で何人かに紹介してもらうと、苦手な人が参考にしやすくて良いと思います。

 

4.作文を書き始める

メモが準備できたら書き始めます。こうすることで、どの人の作文にも1つは『比喩』が入っている状態になります。もちろん、メモにない『比喩』を途中で思いついたら入れ込んで良いこととします。ただし、『比喩』を使いすぎると逆によくわからない文章になってしまうので、最大でも1つの作文に3~4つ程度に留めた方がよいでしょう。

 

(3)まとめ

今回は『比喩』の指導法について紹介しました。

前回、前々回も同じことを書いたのですが…1つの作文を書くときにたくさん指導してしまうと定着しないので、『比喩』を指導したときは他のことは置いておきましょう。『比喩』が1つでも入っていたらOK!という状態で書かせてあげると、苦手な人も気が楽になります。作文が苦手な人って、何を書いていいかわからない上に、算数のように明確な答えがないから悩むんですよね。だからこそ毎回何かしらの指導をして、今回はこれが目標なんだということをはっきりさせてあげてください。もちろん、前回指導したことにも多少は触れるとよいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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