独断と偏見で楽しく教育を語る

仕事大好きな現役の小学校教員が、学校やお家で活かせる指導法などを語るブログです。同じ仕事をしている方はもちろん、教員を目指している方、小学生のお子さんがいらっしゃる方(保護者さん)、いろいろな方の参考になればいいなと思います。

【作文指導③】『オノマトペ』を使いこなしてクオリティアップ!!【中・高学年】

f:id:RICO_Ysan:20201101003904j:plain

こんにちは、です。

先日から中・高学年の作文指導について紹介しています。

【作文指導①】【作文指導②】はこちら。

rico-ysan.hatenablog.com

rico-ysan.hatenablog.com

上の過去記事からの抜粋ですが、もう一度言います。

作文『取り組んでいる』先生は多いけど、作文『指導をしている』先生はあまりいない。」

 「今日は日曜日に行われた体育大会の作文を書きます。」という指示だけで作文を書かせる先生の多いこと多いこと。

 作文も、字も、図工関係も(←全部Yさんが好きなヤツ)、指導しなければ上手くならないのは当然です。

 

というわけで…

今回はオノマトペについてです。

オノマトペ』とは何ぞやと思われた方はぜひ読み進めてください。

作文の中に『オノマトペ』が使われているだけで、少しレベルアップしたように感じます。

 

例えばですが…

「100メートル走で全力を出したので、疲れました。」

よりも

「100メートル走で全力を出したので、足がふらふらになりました。」

の方が何かいい感じがしますよね。

作文の上手い人は、このようにオノマトペを使いこなして、何かいい感じの作文にしているわけです。

 

では、指導方法を紹介していきます。

 

 

(1)『オノマトペ』とは

擬声語』という意味のフランス語です(Yさんも最近まで知らずにオノマトペという言葉だけ使ってた)擬声語』は、『擬音語』と『擬態語』の総称です。

『擬音語』

実際の音を真似て言葉としたもの。

『擬態語』

視覚・触覚など聴覚以外の感覚印象を言語音で表した語。

 

引用:広辞苑より

例えば、『雨がザーザー降る。』のザーザー擬音語、『1日運動をしたのでふらふらだ。』のふらふら擬態語にあたります。

これらを作文に取り入れることで、その時の情景や感情を詳しく表現することができるわけです。

 

(2)『オノマトペ』の指導法

1.オノマトペについて知る

(1)の内容をざっと指導します。小難しい話はいりません。「だいたいこういう言葉全般がオノマトペよ。」と言ってあげると、なんとなく理解してくれます。Yさんは個人的に、オノマトペに明確なきまりなどないと思っています。言ってしまえば造語でもいいわけです。小学生にオノマトペを使ってもらうと、なんじゃそりゃ!みたいな擬音語や擬声語が飛び出してくることがあるので、作文指導ではむしろガチガチに指導しない方がいいと思っています。(国語の教科書で出てきたらガチガチに指導しますよ。)

 

2.オノマトペを使う練習をする

【初級編】

「目を閉じてイメージしてください。雨が降っています。」

この指示のあとに、黒板に「(       )雨が降っている。」と書きます。この(  )に入る言葉を答えてもらうのです。例として、「ちなみに私は(ポツポツ)かな。」などと言っておくと、そんな感じで答えればいいんだなということが感覚的に伝わります。

おそらく、(ザーザー)(ぱらぱら)(ぴちゃぴちゃ)などが出てくると思います。(ぱらっと)などもOKだよと教えておくと、さらに広がっていきます。

【上級編】

「今から先生がみんなを見るので、どのように見ているかオノマトペで表してね。」

この指示のあとに、黒板に「先生が(       )私たちを見た。」と書きます。そして、いろいろなパターンでクラスの人たちを見ます。めちゃくちゃ笑われますが、オノマトペ習得のために全力を出してください。パターンとしては、(じろじろ)(ちらっと)(じーっと)(まじまじと)(キョロキョロと)などが考えられます。

f:id:RICO_Ysan:20201101014313j:plain

注)全力を出しているYさん

だいたいこんな感じですね。 

実際にやってみると、なんじゃそりゃ!というオノマトペが出てくるので面白いです。

 

3.作文で使いたい『オノマトペ』をメモしておく

前回の会話文同様、必ず1つはメモしておきます。そうしておかないと、入れ所がわからずに終わってしまう人がいるからです。会話文よりは入れ込みやすいので、メモにない『オノマトペ』を後から追加するのは自由です。

このメモの段階で何人かに紹介してもらうと、苦手な人が参考にしやすくて良いと思います。

 

4.作文を書き始める

メモが準備できたら書き始めます。こうすることで、どの人の作文にも1つは『オノマトペ』が入っている状態になります。

 

(3)まとめ

今回はオノマトペ』の指導法について紹介しました。1つの作文を書くときにたくさん指導してしまうと定着しないので、オノマトペ』を指導したときは他のことは置いておきましょう。オノマトペ』が1つでも入っていたらOK!という状態で書かせてあげると、苦手な人も気が楽になります。作文が苦手な人って、何を書いていいかわからない上に、算数のように明確な答えがないから悩むんですよね。だからこそ毎回何かしらの指導をして、今回はこれが目標なんだということをはっきりさせてあげてください。

もちろん、前回指導したことにも多少は触れるとよいです。「会話文との合わせ技も使えるよ~。」などと言ってあげると、創作意欲が高まります。

 

余談ですが…前回の記事で「会話文って行数稼げるやん!」と言って私を脱力させた会話文が得意な男子は、オノマトペも巧みに使いこなしていました。理由はもちろん「行数稼げるやん!」。彼はどうしてそこまで行数を稼ぎたいのか…。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考になった、ここをもう少し詳しく!、○○について語ってほしい、などなど、コメントいただけると励みになります( ´ ▽ ` )

頑張って更新しますので、よろしくお願いいたします(´ω`)

参加しています。クリックしていただけると嬉しいです(´ω`)

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村