独断と偏見で楽しく教育を語る

仕事大好きな現役の小学校教員が、学校やお家で活かせる指導法などを語るブログです。同じ仕事をしている方はもちろん、教員を目指している方、小学生のお子さんがいらっしゃる方(保護者さん)、いろいろな方の参考になればいいなと思います。

【作文指導②】『会話文』を取り入れてクオリティアップ!!【中・高学年】

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こんにちは、です。

昨日から中・高学年の作文指導について紹介しています。

【作文指導①】はこちら。

rico-ysan.hatenablog.com

上の過去記事からの抜粋ですが、もう一度言います。

作文『取り組んでいる』先生は多いけど、作文『指導をしている』先生はあまりいない。」

 「今日は日曜日に行われた体育大会の作文を書きます。」という指示だけで作文を書かせる先生の多いこと多いこと。

 作文も、字も、図工関係も(←全部Yさんが好きなヤツ)、指導しなければ上手くならないのは当然です。

 

というわけで…

本記事からは内容に触れていきたいと思います。

今回は『会話文』についてです。

作文の中に『会話文』が使われているだけで、少しレベルアップしたように感じます。

 

以前Yさんのクラスで『会話文』の使い方が上手い人がいたので、「上手やな。」と褒めたところ、「会話文って行数稼げるやん。だからいっぱい使ってるうちにコツ掴んでん。」と言われて脱力したことがあります。その彼が『会話文』を使っていた動機はさておき、使っていると上手くなることは確かですので、積極的に使っていくように呼びかけましょう。

 

では指導方法を紹介していきます。

 

 

(1)『会話文』とは

 文中の人が話した言葉を書き表した文です。地の文と区別するために、「 」を使用します。小学生は、心の中で思ったことも「 」で書きがちですが、実際に声に出したことを書くように指導します。心の中で思ったことは(  )で書くように教えます。

 

(2)『会話文』の書き方の決まり

 大人でも間違いやすい部分がたくさんあります。以下の4点を確認しましょう。

1.会話文に入る時に段落を変える

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赤い部分にマスが残っていますが、会話文に入るため、段落を変えて黄色のマスへ飛びます。

 

2.「 」を書く位置に気をつける

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3.会話文が2行以上になる場合、2行目からは1マスあける

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2行目からは1マスあけるので、黄色部分のマスには何も書きません。

これが1番間違いやすいところです。

 

4.地の文に戻る時に段落を変える

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赤い部分にマスが残っていますが、地の文に戻るのため、段落を変えて黄色のマスへ飛びます。

 

(3)『会話文』の指導法

1.『会話文』について知る

そもそも会話文とは…ということで、上記の(1)(2)の内容を指導します。

 

2.書こうとしている出来事の中で、1番印象的な会話を思い出す

前記事に引き続き体育大会が題材だったとすると、競技や演技の前に友だちと交わした会話、家を出る前に家族からかけられた言葉、練習中に先生からかけられた言葉、などが挙げられると思います。

 

3.書こうとしている『会話文』をメモしておく(重要)

2で思い出した会話や言葉を『会話文』の形にしてメモしておきます(1つに絞る必要はありません)。そうすると、この文をどこかで入れ込めばいいだけという状態になるので、文章を書くことが苦手な人にとっても『会話文』を使うハードルが下がります。文章を書きながら『会話文』を使うのは、実はなかなか難しいのです。この『会話文』を使う!と決めておかないと、最後まで『会話文』の入れ所がわからなくて地の文だけで終わってしまった…ということがよく起こります。繰り返しているうちに慣れるので、最初はメモにしておくことをおすすめします。

 

4.作文を書き始める

メモが準備できたら書き始めます。こうすることで、どの人の作文にも1つは『会話文』が入っている状態になります。

 

(4)まとめ

今回は『会話文』の指導法について紹介しました。1つの作文を書くときにたくさん指導してしまうと定着しないので、『会話文』を指導したときは他のことは置いておきましょう。『会話文』が1つでも入っていたらOK!という状態で書かせてあげると、苦手な人も気が楽になります。作文が苦手な人って、何を書いていいかわからない上に、算数のように明確な答えがないから悩むんですよね。だからこそ毎回何かしらの指導をして、今回はこれが目標なんだということをはっきりさせてあげてください。

もちろん、前回指導したことにも多少は触れます。「では『会話文』を取り入れた作文を書いていこう!あ、この間教えた『書き出し文』も意識しようね。」ぐらいは言いましょう。1年かけて積み重ねれば、相当力がつきますよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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