独断と偏見で楽しく教育を語る

仕事大好きな現役の小学校教員が、学校やお家で活かせる指導法などを語るブログです。同じ仕事をしている方はもちろん、教員を目指している方、小学生のお子さんがいらっしゃる方(保護者さん)、いろいろな方の参考になればいいなと思います。

【作文指導①】クラスのほぼ全員が魅力的な『書き出し文』に!!【中・高学年】

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こんにちは、です。

突然ですが、作文は誰でも指導すれば上手くなるんですよ。

 

本記事から、数回に分けて【中・高学年の作文指導】について語っていきたいと思います。

※低学年は勝手が変わりますのでまたの機会に…。

 

Yさん作文指導大好きです。

同じ国語で言えば字の指導も好きなので、合わせてご覧ください。

字を丁寧に書いてくれないという悩みをお持ちの先生方、保護者の皆さまはぜひ一度目を通していただけると嬉しいです。

rico-ysan.hatenablog.com

 

さて、本題の作文指導です。

以前図工関連の記事でこんな1文を書きました。

図工『取り組んでいる』先生は多いけど、図工『指導をしている』先生はあまりいないんだよ。」

同じことを言います。

作文『取り組んでいる』先生は多いけど、作文『指導をしている』先生はあまりいないんだよ。」

 

「今日は日曜日に行われた体育大会の作文を書きます。」という指示だけで作文を書かせる先生の多いこと多いこと。

 作文も、字も、図工関係も、指導しなければ上手くならないのは当然です。

 

今回は、書き出しの文に絞って指導する方法を紹介します。

次回以降で内容にも触れていく予定ですので、続けて読んでいただけるとありがたいです。

 

 

(1)小学生が書きがちな『書き出し文』とは

「日曜日、体育大会がありました。」これに尽きます。何も指導しなかった場合、95%ぐらいの人がこれで書き始めます。それはなぜか。単純に書き出しやすいからです。

また、低学年の頃にこの書き出しを習ったから、という理由も挙げられます。冒頭で述べた通り、低学年の作文指導は勝手が違います。Yさんは個人的に、1年生は文を作ること、2年生はたくさんの文を書くことを目標にしています。当然1年生には、『いつ・どこで・誰が・何をした』の形から教えるので、「日曜日、運動場で体育大会がありました。」の文から始まっていて〇なのです。ここから何の指導も受けていなければ、高学年でもこの『書き出し文』になるわけです。

たま~に(割合的には5%程度)、魅力的な『書き出し文』が書ける人がいますが、おそらくご家庭で指導を受けているか、天才的なセンスをもっているかのどちらかだと思います。

 

(2)魅力的な『書き出し文』とはどのような文か

そもそも、魅力的な『書き出し文』とはどういったものなのでしょうか。

挙げればたくさんあるのだと思いますが、Yさんは全員に徹底させたいので、3つのパターンに絞って教えています。(この3つをマスターすると、なんとなく感覚をつかむのか「先生こんなんはどう?」とオリジナリティを出してくる人もいます。)

 

1、自分の気持ちで書き出す

例:(絶対1位になるぞ。)と思いながらスタートラインに立った。

  (緊張するな。)と思ったとき、音楽が鳴り始めた。

 

2、会話文で書き出す

例:「今日で最後やな。」と言いながら、○○さんと列に並んだ。

  「踏ん張れ!」という先生の声が響く、ピラミッドの完成まで後少しだ。

 

3、音で書き出す

例:パン!というピストルの音が響いて、僕は全力で走り始めた。

  ピピー!ピラミッド完成の笛がなった。

 

(3)魅力的な『書き出し文』の指導法

では、どのように指導すれば魅力的な『書き出し文』が書けるようになるのでしょうか。

「読者を引きつける1文で書き始めなさい。」と指示を出す先生がいますが、無茶ぶりにも程があります。その「読者を引きつける1文」を指導する必要があるのです。

Yさん流『書き出し文』指導は以下の通りです。この方法で、クラスのほぼ全員が魅力的な『書き出し文』が書けるようになります。

 

1、全員に1文だけ書かせる

まずは1文だけ書くように指示します。前述の通り、ほとんどの人が「日曜日、体育大会がありました。」と書きます。

 

2、書けた人は担任に見せる

とりあえず目を通します。同じ文ばかりで、途中笑いそうになりますがこらえます。

 

3、見せた人からその1文を黒板に書く

どんな1文であっても持って来た人は全員書かせます。おそらく「日曜日、体育大会がありました。」が並んでいきます。黒板が埋まるまで続けます。

 

4、黒板が埋まったら全員で読んでいく

「日曜日、体育大会がありました。」「日曜日、体育大会がありました。」「昨日、体育大会がありました。」「日曜日は体育大会でした。」………

だいたい途中でみんな笑いだします。

 

5、魅力的な『書き出し文』について考える

「どの『書き出し文』の作文が1番読みたい?」と聞きます。

ここから2パターンに分かれます。

 

【魅力的な『書き出し文』が1つでもあった場合】

おそらく、クラスの人たちが気づき、「〇〇さんの作文。」と答えます。そこから「どうして〇〇さんの作文が読みたいと思うんだろう?」と話を広げます。(2)の3パターンに当てはめていけるように、「他にどんな書き出し方があると思う?」と引き出していきます。

【魅力的な『書き出し文』が無かった場合】

「全部一緒やん!」と言われるので、「この中で目立つにはどうしたらいいんだろう?」と話を広げます。ピンとくる人がいればいいのですが、もしいなければ(2)の3パターンのうち1つを紹介します。そこから「他にどんな書き出し方があると思う?」と引き出していきます。

 

6、1~4をもう一度行う

おそらく今度は時間がかかります。出来た人から黒板に書き出していくと、全く違う『書き出し文』が並んでいくので、視覚的にも自分たちの腕が上がったことを確認できます。また、黒板に書いてある文が悩んでいる人の参考になります。それでも悩んでいる人には、「どうしても思いつかなければ、前に書かれている文でいいなと思ったものを写してもいいよ。」と指示を出します。何回かやっているうちに慣れてくるので、初めは真似でいいのです。

 

7、魅力的な『書き出し文』についてまとめる

最後に、3パターンの『書き出し文』についてもう一度確認します。

 

(4)まとめ

今回は魅力的な『書き出し文』の指導法について紹介しました。1回この指導をしてしまうと、次からは「書き出し文注意だよ。」の一言で済みます。3パターンの『書き出し文』は掲示物にしてしまって、作文を書くときにパッと黒板に掲示してあげるといいでしょう。

次回は内容に触れていきますので、また読みにきてくださいね!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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