某担任「今日はクレパスで果物を描きましょう。」
某児童「できた!」
こんにちは、Yです。
出来上がったのは【A】と【B】どちらだと思いますか?
何も指導せずに描かせた場合、ほとんどの人が【A】の仕上がりになります。
【A】もクレパスの基本は押さえているので悪くはないのですが、【B】の方が何か良い感じがしますよね。
『何か良い感じ』なのは、すいかが画用紙からはみ出すほど大きく描かれていたり、いくつかの果物が重なって描かれていたりするからです。
そのような絵を描いてもらおうと思えば、やはり指導が必要です。
今回は、クレパスの基本から少しレベルアップした、簡単スキルを紹介していきます。
前編は『はみ出し描きの術』→【B】のすいか部分
後編は『重ね描きの術』→【B】のぶどうとみかん部分
本記事は前編『はみ出し描きの術』です。
難しい指導ではありませんので、ぜひ参考にしてくださいね(∩´∀`)∩
(1)『はみ出し描きの術』とは?
命名Yさん。(クラスの人たちに紹介するときには、張り切って巻物型にしています)
画用紙からはみ出すように描く技法。インパクト大で、見た目にも面白い。1番メインで描きたいものを、はみ出すほど大きく描くために使用するスキル。
実はYさん、以前はクラスの人たちに「画用紙からはみ出してもいいよ。大きく描こうよ。」と、意味のない声かけをしていました。それがあるとき、かわいい1年生の一言ではっとしたのです。
「ねえ先生、はみ出してるところはどうなってるの?」
そこからだった~…
はみ出している部分のイメージができなければ、はみ出して描くなんてできるはずがなかったのです(反省)。
その部分をイメージできるように指導しなくては…
という経緯でこの術は生まれました。
(2)指導の仕方
【B】のすいかを題材に説明していきます。
鉛筆での下描きはしません。ただし、薄い色から着色する必要があるので、まずは一通り黄色のクレパスで描いていきます。
1.画用紙の下に新聞を敷く
画用紙より大きいサイズの新聞紙を用意します。画用紙からはみ出すことが前提なので、大きめのものを用意した方がよいです。
2.はみ出している部分を含めて描く
ここがポイントです。
はみ出している部分も、新聞紙の上に描いてしまうのです。
こうすると、はみ出している部分がどうなっているかもイメージ出来ますし、画用紙上には必要な部分しか残りません。
3.薄い色から塗る
薄い色から塗っていきます。
(みかんとぶどうは後編で登場するのでここでは無視してください)
下に新聞紙を敷いているので、はみ出しても大丈夫です。
新聞紙に描いている部分は塗る必要がありません。
4.完成
これで完成です。(間違えてみかんまで塗ってしまった…)
すいかがドドンと描かれていて印象的ですね。
(3)まとめ
今回は簡単スキル★前編★『はみ出し描きの術』を紹介しました。
この術を使っていると、インパクト大なことに加えて、(これをメインで描きたかったんだな。)ということが見た人に伝わりやすいです。1つはみ出させるだけで、絵のクオリティがぐっとアップします。もちろん、上下左右どこにはみ出してもいいですし、いくつかはみ出していても面白いです。
ぜひやってみてくださいね(∩´∀`)∩
クレパスの基本、人物の描き方も紹介しておりますので、ぜひお読みください。
rico-ysan.hatenablog.comrico-ysan.hatenablog.com
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