【絵画①】1年生:初めが肝心!クレパス指導で必ず押さえるべきポイント2+4選!
こんにちは、Yです。
某児童「クレパス難しい~。」
某児童「色が混ざるから嫌や~。」
某後輩「クレパス教えるの難しいです~。自由にさせすぎて大変なことに…。」
このような声、本っ当によく聞きます。クレパス難しいですよね~。
クレパスって太いし、消せないし、色が混ざるし…。
1年生は手がクレパスまみれになって、いろんなところが汚れるし…。
うーん、大変です。
しかし!
初めにポイントを押さえてしまうと、後の指導がぐっと楽になります。
初めに断っておきますと…
Yさん、図工が大好きなのでつらつら語りますが、ズブの素人です。
完全に自分が教えてきた感覚のみで、必要だったこと、後々まで役に立ったことに絞って紹介していきます。
専門的なことは言えませんので、かえって簡単かもしれません。
図工でお悩みの先生方、学生さん、保護者の皆さま、ぜひ読んでみてください(∩´∀`)∩
(1)クレパスを使う前に指導すること2選
さあ絵を描くぞ!と、いきなり画用紙を渡してはいけません。
実は、その前に指導しておかないといけないことがあるのです。
①クレパスをしまう場所を固定する
そんなことから!?と思うかもしれませんが、これが結構重要なんです。まずはこの写真を見てください。
ケースにかなり色がついていることがわかります。
お道具箱に入れている以上、ケースが汚れることは避けられません。そのため、しまう場所がその都度変わると、1本のクレパスにたくさんの色がついてしまうのです。
必ず決まった場所にしまうことを徹底させましょう。
②クレパスの先をきれいにする
クレパスの先に注目します。こんな感じで他の色がついていませんか?
このまま絵を描き始めると、初めから色が混ざった状態になってしまいます。
そうならないために、必ずティッシュできれいにふき取っておきます。クレパスの先をティッシュで包み、クレパスを回すようにしてふき取るときれいに取れます。
描き始める前に、必ずクレパスの先をこの状態にしておきましょう。
(2)クレパスを使う時に指導すること4選
いよいよ描くときの指導ポイントです。
以下の4点を必ず押さえるようにしましょう。この4点を指導できて、かつ楽しめるような教材を用意しておくといいですよ。(私は時期的なことも考えて、『こいのぼりの鱗の色塗り』なんかを題材にしています。)
①はみ出さずに塗る
基本中の基本です。
クレパスに限った話ではないのですが、まずは『はみ出さずに』塗っていることが大切です。それだけで絵のクオリティがぐっと上がります。
まずは塗る箇所の周りを縁取りします。


次に、縁取りより外に出ないように、手首を使ってせまい範囲で塗っていきます。


これで完成です。
②白いところがなくなるように塗る
これも基本です。
『白いところがない』絵は、『はみ出さずに塗っている』絵と同様、クオリティがぐっと上がります。
これは、まだ白いところがある状態です。
『白いところがない』ように少しずつ塗っていきます。


これで完成です。
よく「しっかり塗りなさい。」「ちゃんと塗りなさい。」と言っている先生を見ますが、これでは指導になりません。もっと具体的な言葉が必要です。そこで、私はいつも「白いところがなくなるまで塗りつぶしてね。」と伝えます。そうすると、ピュアな1年生たちはこれでもか!というくらい塗ってくれますよ(かわいい)。
③薄い色から塗る
基本の中でも少し難しいのがこれです。
クレパスというのは、少し気を抜くと他の色と混ざってしまうのです。かわいらしい女の子の絵なのに、肌の部分に黒が混ざってしまっている…なんてことがよく起こります。
そこで私が徹底しているのは、『必ず薄い色から塗る!』ということです。
黄色や肌色などの薄い色から塗っておくと、上から濃い色を重ねて塗っても違和感がないからです。言わずもがな、黒は最後です。
試しに黄色と黒で〇を塗ってみました。
黄色から塗った場合がこれ。


色の境目もきれいですね。
黄色を少し大きめに描いておいて、黒を上に重ねるように塗ると境目がきれいになります。
続いて、黒から塗った場合がこれ。


うーん、汚い。
完全に色が混ざっていますし、境目も塗れていない場所があって見た目が良くないです。
初めは「どっちの色が薄い?」という質問が頻出しますが(かわいい)、そのうち慣れるのでしばらくは付き合ってあげてください。
④こまめにカスをふき取る
これは案外やっていない人が多いです。
クレパスで色を塗っていると、こうなります。
このカスが曲者です。
このカスが手につく→その手を画用紙の上に置く→画用紙が汚れる、ということが頻繁に起きるのです。
このカスをクレパスにくっつけて回収し、こまめにティッシュでふき取りましょう。
それをしておくだけで、画用紙の汚れをかなり防ぐことができます。
(3)まとめ
クレパスを使う前に指導すること2選+クレパスを使う時に指導すること4選、合計6つのポイントを紹介しました。
このポイントを初めに押さえておくだけで、その後の指導が楽になります。もちろん、1回では上手になりませんが、『初めから』指導しておくということが大切です。字の指導と同じく根気よく指導していきましょう。
今後、クレパスシリーズで『人物の描き方』や『四つ切画用紙に描いてみよう!』なども紹介していく予定です。また読みにきてくださいね(´艸`*)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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