独断と偏見で楽しく教育を語る

仕事大好きな現役の小学校教員が、学校やお家で活かせる指導法などを語るブログです。同じ仕事をしている方はもちろん、教員を目指している方、小学生のお子さんがいらっしゃる方(保護者さん)、いろいろな方の参考になればいいなと思います。

【学級通信②】文例&コメント例!児童の活動意欲を高める書き方紹介!

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某児童「この絵上手く描けたから紹介してほしいな〜。」

某児童「2学期は漢字小テスト頑張るわ!」

某児童「作文上手いやんってお母さんに言われた!次いつ書く?」

 

こんにちは、Yです。

 

引き続き学級通信ネタです。

学級通信を出していると、クラスの人たちが上記のように言うようになります。嬉しいですね~。

しかし、コツがいります。とにかく書けばいいというわけではないのです。

今回は、クラスの活動意欲を高めるツールになる学級通信の作り方について書いていこうと思います。

 

※基本的なことは【学級通信①】を見ていただければと思います。

rico-ysan.hatenablog.com

 

 

 

(1)学級通信に載せる内容

【学級通信①】のおさらいになりますが、以下の①〜⑤をおすすめしています。

①クラスの様子

②作品

③授業内容

④何らかの受賞者など

⑤コラム的なもの

 

(2)活動意欲を高める掲載の仕方

ここから詳しく見ていきます。特に重要なのは②〜④です。

①クラスの様子

この点に関しては、とにかく写真に写る人が偏らないように気を付けます。特徴的な出来事を載せることになりがちですが、クラスの中で自分からアピール出来ない人の頑張りなど、周りが気付きにくいことに触れるのも大切です。そうすることで、クラスの人たちが全員『自分も見てもらえている。』と感じることができます。

 

②作品

作品そのものだけではなく、必ずコメントを添えます

その際、『具体的に』良い点を書くことが大切です。最初から自分の作品の出来に自信満々という人はあまりいません。むしろ自信をもてない児人の方が多いです。1部分だけであっても具体的に褒められることで、その点に関して自信をもてるようになります。「頑張りました。」「よく出来ています。」など、やんわり褒めるよりは、確実に自信につながります。

また、具体的に書いてあることで他の人も真似をしやすくなります。真似をして上手くなった人も後に紹介すると、『自分も出来るようになった』『良いところを真似していこう』という気持ちが育っていきます。そのために、1人ひとりの作品には常に目を配っておく必要があります。

配布時には、できる限り読み上げて紹介をします。みんなの前で紹介されるという経験も自信につながります。

 

以下に『具体的に良い点を述べた』コメント例を挙げておきますので、参考にしてください。

 

【作文】※良いところに波線を引いておく

  • 読み手を惹きつける題名ですね。
  • (会話/気持ち/音)で書き始めているのがおもしろいですね。
  • 会話文をたくさん取り入れているところがいいですね。
  • 自分の気持ちを上手く表現していますね。
  • 『〇〇〇〇』という言葉の選び方がいいですね。
  • 文章全体が読みやすい構成になっていますね。
  • 『まず』『次に』『最後に』を使って読みやすい文章を書いていますね。
  • 『なぜかというと』を使って理由をしっかり書いていますね。
  • 1つのことを詳しく書くことができましたね。

【詩】※良いところに波線を引いておく

  • 同じ言葉が繰り返し出てくるところがいいですね。
  • リズムのある詩ですね。
  • 誰かに話しかけるように書いているところがおもしろいですね。
  • 方言を使って書いているところがおもしろいですね。
  • 『〇〇〇〇』という言葉に自分らしさが表れていますね。
  • 小さなことによく気づいて題材にできましたね。(気づく力がありますね!)
  • 疑問形で書いているところがいいですね。

【絵】

  • よく見て本物そっくりに描いていますね。
  • ゆっくりペンを動かして丁寧に描いていますね。
  • 色の選び方がいいですね。
  • はみ出さずに丁寧に色を塗っていますね。
  • 〇〇の部分をとても細かく描くことができましたね。
  • 〇〇の部分に想像力の豊かさを感じますね。
  • 全体のバランスがいいですね。

【工作】

  • 細かいところまで丁寧に作っていますね。
  • 〇〇の部分がとても工夫されていますね。
  • はさみを上手に使っているので切り口がきれいですね。(そのとき使用した道具について述べる。)
  • 材料の選び方がいいですね。

 

上記は一例です。実際に作品を載せる際は、さらにたくさんのコメントが出てくると思いますので、『具体的に』を意識してください。

 

③授業内容

基本情報として、『教科』『単元名』『単元説明』程度は書いておきます。そうすることで、クラスの人たちにとっては授業を振り返るきっかけになり、保護者の皆さまにとっては学習内容を詳しく知る機会になります。

上記に加えて、写真、ノートやプリントのコピー、授業内での発言、復習問題などを載せます。

 

以下に載せ方のポイントを挙げていきます。

【写真】

活動の様子がよくわかるものを選びます。

  • 楽しそうに活動している児童
  • 真剣な顔で課題に取り組んでいる児童
  • 協力し合っている様子がわかるグループ
  • 意見がたくさん書かれている板書

 授業内容によって選ぶ写真が変わってきますが、私はだいたい上の4つをメインで使います。

その写真で何を伝えたいかによって、選び分けるとよいです。楽しく活動できたことを伝えたいときや、真剣に取り組んだことを伝えたいときは、そういう表情の人の写真を選びます。みんなで頑張りました!といった内容を伝えたければ、複数人写っている写真を選びます。意見交換が活発に行われた、たくさん話し合えた、のような内容であれば、黒板を写すのが1番わかりやすいです。

もちろん、写真を何枚使うも自由なので、複数枚使ったり、組み合わせて使ったりもします。

写真1枚でも与える印象は変わるので、活動中から意識して撮影しておくといいですね。

 

【ノートやプリントのコピー】

授業内容によって選び方が変わります。必ずコメントを添えますが、作品の載せ方と同じで『具体的に』良い点を書きます

選び方とコメント例を挙げていきます。

○黒板を板書するタイプの授業

見やすいノート作りをしている人を選びます。

  • 行間をしっかりとっていて見やすいですね。
  • 吹き出しを使って自分の考えを付け足していますね。
  • 赤、青、黒の3色を使って大切なポイントをわかりやすくしていますね。
  • 図やイラストを書き足しているところがいいですね。

○自分の考えを書くタイプの授業

たくさん書いている人、授業のポイントをよく捉えている人を選びます。

  • 自分の考えをたくさん書くことができましたね。
  • 『〇〇』という部分に気持ちがよく表れていますね。
  • 『〇〇』について深く考えることができましたね。
  • 文章だけでなく、図や絵を使ってさらにわかりやすく書くことができましたね。

○字の練習をするタイプの授業

『きれいに』書いている人ではなく、『丁寧に』書いている人を選びます。授業中の様子もよく見ておきます。

  • 集中してゆっくり手を動かしていましたね。
  • とめ、はね、はらいを意識して書いていますね。
  • ①〜④の部屋を意識して書いていますね。
  • 字のバランスがいいですね。

 

【授業内での発言】

誰の発言かを明記するパターンとそうでないパターンがあります。

私の場合は、その発言で授業が動いた時などに、「〇〇さんの『〜〜。』という発言で、クラスみんなが〜〜に気づくことが出来ました。」と、名前を明記した文章を入れます。

とにかくたくさん意見を載せたい時は(板書していれば黒板の写真でいいんですが)、箇条書きで思い出せる限り書き出していきます。この場合、無記名になることもあります。

自分の発言が載っていると、ノートのように残るものではない分『授業で活躍できたな。』『あの時言ったこと覚えてもらえてたんや。』といった気持ちになりやすいようです。(配布時に「〇〇さん確かにこんなこと言ってたよな〜。」「これ〇〇さんが言ってた意見や!」などと言ってもらえて嬉しかった。という話をよく聞きます。)

 

【復習問題】

復習問題と書いていますが、1番の目的は実は復習ではありません保護者の方に、今学習している内容と、お子さんが理解できているかどうかを知っていただくことです。

「さあ解いてみよう!理解できているかな?」などと書いておくと、「ちょっとやってみよう。」と声をかけやすいらしく、取り組んでくださるお家が多いです(問題数は3〜5問ぐらいでいいです)。

実際に一緒にやってみると理解できていないことがわかり、宿題をよく見るようになったというお話を聞いたり、個人懇談で苦手な箇所について話がしやすくなったりということが過去にありましたので、わりと良い手だと思います。

もう1つ私がよくするのは、クラスの人たちが家庭学習ノート(いずれ別記事で詳しく書きます)で取り組んできた自作問題を載せるということです。担任から出題されるよりも、友だちが作った問題の方がやる気が出るようで、取り組む人が多いです。

この方法の良い点として、自分も採用してほしいからと家庭学習ノートに取り組む人が増えます。また、問題を自作するとなると自分自身が深く理解していないといけないので、その人自身の理解度もグッと上がります。

 

以上が授業内容の載せ方です。組み合わせることでさらに効果が出ますので、いろいろ試してみてください。

 

④何らかの受賞者など

コンクールに入賞した人などを紹介します。その人の作品が残っているなら、一緒に載せるとより良いです。

一般的なコンクール系だけでは載る人が少なすぎるので、クラス限定のローカル賞的なものを設定しておくと、クラスの人たちもマメに頑張れます

以下に私が過去に設定していたローカル賞例を挙げておきますので、ぜひクラスで楽しんでください。

  •  漢字小テストALL満点賞
  • 漢字大テスト50問満点賞
  • 忘れ物0賞
  • 音読大会最優秀賞(個人の部・グループの部)
  • 暗唱マスター賞(初級・中級・上級)
  • 元気に毎日登校したで賞(1.2.3学期、年間)
  • プレゼン大会最優秀賞(旅行するならどこ!?47都道府県から1つをおすすめせよ!)
  • 川柳大会〜日常を17音に込めて〜最優秀賞
  • チーム対抗Bリーグ(優勝・準優勝)←バスケットボールです

挙げればきりがないのですが、こういった賞を毎年何かしら設定して楽しんでいます。下の3つは授業ともリンクしているので、さらに楽しむことができます。賞を設定されていると、それだけでクラスの人たちの本気度が変わりますよ。

 

⑤コラム的なもの

私の場合、知っておいてほしいニュースや、その時大きな大会が行われているスポーツのことなどを書いています。正直、⑤に関しては担任それぞれが色を出せばいいと考えています。私は趣味の話なども結構書きます。それがきっかけでクラスに共通の話題が生まれたり、私自身のことを知ってもらって親しみやすくなったりするので、それはそれでアリだと考えています。

 

(3)まとめ

学級通信を児童の活動意欲を高めるツールにするには、載せ方にコツがあります。

特に、②作品・③授業の内容・④何らかの受賞者の部分で一工夫することで、確実に意欲が高まっていきます。

学級通信を使って、やる気満々のクラス作りをしていきましょう!

さらに上級者編として【学級通信③】も書きますので、また読んでいただけると嬉しいです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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